角膜内皮細胞減少(かくまくないひさいぼうげんしょう)

細胞が死滅し、1個の細胞が大型化している

細胞が死滅し、1個の細胞が大型化している

正常な細胞

正常な細胞

正常な角膜の透明度

正常な角膜の透明度

水疱性角膜症、全体的に白く混濁している

<水疱性角膜症>
全体的に白く混濁している

角膜の最内側にある細胞で、年齢により異なるが3000個/mm2が正常ですが、コンタクトレンズを長期使用することで、角膜が酸素不足になり細胞が死滅します。この角膜内皮細胞は再生しません。2000個/mm2を下回ればコンタクトレンズの装用をやめ、メガネで生活をしましょう。また、1000個/mm2を下回ると角膜が濁り(白濁)し、更に減少し500/mm2を下回ると水疱性角膜症となり、角膜移植でしか透明な角膜を取り戻すことができなくなります。なお、白内障手術の際に角膜内皮細胞が数百個減少するので、角膜内皮細胞が少ないと手術が受けられない場合もあります。


角膜内皮細胞数の目安

危険値 控えめに まだ大丈夫?
20代 2500個 3000個 3500個
30代 2250個 2750個 3250個
40代 2000個 2500個 3000個
50代 1750個 2250個 2750個

※下限の細胞数を1000個としております。
※内眼手術を考慮しておりません。
※寿命80歳で換算 


症状、目を見てわかる?

症状は、みてもわかりません。

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